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 1.缶詰記念館を訪れて
清水歴史探訪~~清水歴史探訪~~清水歴史探訪~~

 毎月第二土曜日のこの時間は、清水区内各地に残された歴史の香りを訪ねます。
 清水港や海上交通などの歴史を伝える、フェルケール博物館。その裏手にひっそりと建つ古い木造の建物に、清水を発展させた、ある産業の歴史が詰まっています。
 
 学芸部長の椿原靖弘(ちんばら・やすひろ)さんにご案内いただきました。
 
 
 「フェルケール博物館の裏手と言って宜しいんでしょうか。建物をちょっと出たところにもう一軒、木造の建物がありますね。これはどういうものなんでしょう。」
 
 「はい。こちらですね、『缶詰記念館』と呼んでおります。静岡・清水の缶詰の歴史を紹介する施設ですね。マグロのツナ缶詰を最初に開発をしましたのが、清水になります。それを契機としまして、缶詰産業が今でも盛んになっております。」

 「それはいつごろのことなんですか。」
 
 「缶詰の中で、マグロのツナ缶を開発し、昭和4年に完成したという風に伺っています。」
 「マグロのツナ缶以前というのは、缶詰はどうだったんでしょう。」
 「もともとは、明治に入りまして、ヨーロッパから日本に缶詰の製法が伝わって、長崎のほうで作られていたんですけれど、それから、静岡でも缶詰の製法というのは、昭和の初めに伝わって作られていたようなんですけども、実際に大きく産業として発展したというのは、やっぱりツナ缶が契機になっていたようですね。」
まぐろ類缶詰の生産量(平成26年)

1位 静岡県 25,323トン
2位 その他 15トン   
全国 25,338トン         
  
出典:「缶詰時報」(社)日本缶詰協会
シーチキンファンシー
(はごろもフーズ)
シーチキンL
(はごろもフーズ)
シーチキンマイルド
(はごろもフーズ)
シーチキンとろ
(はごろもフーズ)
シーチキン炙りとろ
(はごろもフーズ)
特選まぐろ油漬(綿実油)
(由比缶詰所)
まぐろオリーブ油漬
(由比缶詰所)
 
ライトツナ
(いなば食品)
 
ツナとタイカレー
(いなば食品)
ツナカル GP4号
(ホテイフーズ)
おいしく仕上げたツナ GP4号
(ホテイフーズ)
ツナフレーク赤缶
(三洋食品・焼津市)
ツナフレーク銀缶
(三洋食品・焼津市)
オリーブオイル ツナトマト&バジル
(三洋食品・焼津市)
まぐろ中とろ
(駒越食品・清水区)
ライトツナフレーク
(駒越食品・清水区)
ニッポンツナホワイト
(駒越食品・清水区)
ライトツナフレーク
(SSK)
オーシャンプリンセス・ホワイトツナ
(ツキジフーズ・清水区)
オーシャンプリンセス・ホワイトツナ エキストラバージン
(ツキジフーズ・清水区)
OKTツナ缶詰
(興津食品・清水区)
鮪ライトツナフレーク油漬け
(伊藤食品・清水区)
美味しいツナ
(伊藤食品・清水区)
ガーリックツナ
(サスナ・焼津市)
まぐろサラダ油漬 (ソリッド)
(山梨罐詰・清水区)
鮪のトロ 醤油味
(山梨罐詰・清水区)
 「はい。さて、この建物なんですが・・。」
 「はい。羽目板づくりで、ちょっと懐かしいタイプのものなんですけど、恐らくは大正から昭和にかけて、こういった羽目板造りの洋館というのが各地に造られていたと思うんですけども、昭和4~5年当時に、清水食品株式会社、今のSSKで使っていました社屋をここに移築して、缶詰産業の保存と検証のために使っております。」
 「2階建ての建物で、入口のところが屋根がついていてちょっと洒落た造りになっていますけれども、それほど大きな建物ではないんですね。」
 「そうですね。現状で、昭和の終わりぐらいに使われていた建物をそのままこちらに移築しまして、使っているんですけれども、建坪でどうでしょう、10坪ぐらいじゃないですかね。これでも、当初の建物よりも拡幅した状況だそうです。」
 「それでは、館内をご案内いただけますでしょうか。」
 「はい。」
 

・・・引き戸を開ける音・・・
 

 「はい、どうぞ。」
 「引き戸を開けて中に入っていきますと、館内なんですけれども、非常に古めかしい感じ・・・ちょっと昔のような匂いもしたりなんかするんですけれども。」
 「はい、缶詰記念館はなるべく昭和の雰囲気をなるべくそのまま残したいということで、その当時使われていた、こういった家具であるとか、説明文ですね、これも手書きのものをわざと用意をして使っています。」
 「見どころとしては、どんなものがありますでしょうか。」
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税理士法人森田いそべ会計
〒424-0816
静岡市清水区真砂町4-23
TEL.054-364-0891
代表 森田行泰
税理士
社員 磯部和明
公認会計士・税理士

1.各種税務相談・税務申告
2.記帳業務
 3.給与計算・決算指導

■東海税理士会所属
■日本公認会計士協会所属
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