第四十二話 清水・缶詰の歴史
- フェルケール博物館フェルケール博物館
缶詰記念館(フェルケール博物館内)
住 所:〒424-0943
静岡県静岡市清水区港町2丁目8−11
電話番号:054-352-8060
営業時間:9:30~16:30
休 館 日:月曜日
最寄のバス停 :
静鉄バス「波止場フェルケール博物館」下車
目 次
フェルケール博物館内にある『缶詰記念館』に行くのは、3回目であります。前回も前々回もフェルケール博物館のついでに立ち寄っただけで、写真も撮らなかったし、興味を持って見ることもありませんでした。
しかし、取材となると一生懸命見るから不思議なものです。この『缶詰記念館』、缶詰に関する知識を持って見ると結構楽しいものです。私のHPを読んで是非『缶詰記念館』に行ってみてください。
缶詰の歴史はナポレオンの遠征から始まりました。腐らないで遠くまで持って行くための技術を求めたナポレオン政府の懸賞に応募したのが、ニコラ・アペールでした。彼は瓶詰を発明し、この瓶詰が缶詰に発展していくのです。
日本で缶詰の本格的な生産が始まったのは1877年(明治10年)10月10日(缶詰の日)です。北海道でサケ缶が製造されたのですが、当初は缶詰は管詰と綴られたのです。
清水では昭和に入ってからで、マグロの缶詰から始まったのです。
今では、当たり前のように缶詰缶に直接印刷しますが、昔は紙製のラベルでした。この紙のラベル今では貴重になって収集家もけっこういるようです。私も、『缶詰ラベルコレクション』と言う名前の本を一冊購入してみました。予想外に大したことはなかったでしたが。
『缶詰記念館』の前に、『最低賃金全国第一号記念碑』があります。なんと!民間企業が自発的に話し合って、最低賃金を決めたのです。今では、役所が決めて民間企業が嫌々従うというのに、なんということでしょう。これだけでも、清水が好きになってしまいます。