第四十一話 日本武尊を祀る草薙神社
草 薙 神 社
住 所:〒424-0886
静岡県静岡市清水区草薙349
電話番号:054-345-8426
最寄のバス停
草薙(静岡鉄道線)駅出口から徒歩約17分
草薙(東海道本線)駅出口から徒歩約18分
御門台駅出口から徒歩約22分
例 祭 :9月20日
目 次
草薙神社は、日本武尊(やまとたけるのみこと)を祀った神社として知られております。昔から有名な草薙神社ですが、実は、私は生まれてから一度もこの草薙神社を訪れたことがなかったのです。
ただし、この一の鳥居といわれる草薙神社の最初の鳥居は、南幹線を通る時にいつも拝見しておりました。
草薙神社の境内の中に入ると、草薙神社の周辺の地図と各種の伝説が記載された立て看板があります。これを見てもかっての草薙神社の大きさがわかりますが、全盛期には南幹線から日本平までの多くの土地を所有していたそうです。
草薙神社には、今も残っている文化財は、釣り燈籠(とうろう)と鰐口(わにくち)の2つであります。この他には、静岡市天然記念物に指定されているや静岡県無形民族文化財に指定されている龍勢(流星)煙火があります。
草薙神社の境内を歩きました。まず、最初に草薙の剣と火打石をもった日本武尊(やまとたけるのみこと)の像を拝見しました。次に心霊スポットともいえる大楠を拝見いたしました。 さらに、左大臣と右大臣が神様を守る隋身門(ずいじんもん)をくぐり拝殿、本殿と全国各地のお社(やしろ)を拝見しました。
草薙神社龍勢保存会 公式ホームページでは、龍勢花火の動画を見ることができます。しかし、一度は龍勢煙火の実物を見ることをお勧めいたします。実物と動画では迫力が違います。
『古事記』や『日本書紀』は信用できないという学説があります。さらに、景行天皇や日本武尊(やまとたけるのみこと)は、実在の人物ではないと言う人もおります。
著者は、景行天皇と日本武尊の足跡をたどり全国の伝承地を探訪し、その実在性を実感しております。
解説『景行天皇と日本武尊』その1では、景行天皇の足跡を追いその実在性を確認しております。
その2は、いよいよ日本武尊の登場です。大碓(おおうす)と小碓(おうす)の双子の兄弟の弟である小碓(おうす)・別名ヤマトオグナが、九州の熊襲成敗に行き、倒した相手からもらった名前がヤマトタケルなのであります。
野焼きの危機を脱して、相模(さがみ)を船出した日本武尊一行は海難に遭遇してしまいます。その危機を治めるため、日本武尊の妃・弟橘媛(おとたちばなひめ)が人身御供となって入水してしまいます。
その後、日本武尊一行は蝦夷(えみし)討伐のため、東北の盛岡まで遠征いたします。
尾張にまで戻って来た日本武尊(やまとたけるのみこと)は、『草薙の剣』を持たずに、伊吹山に登り病気になってしまうのです。そして、日本武尊(やまとたけるのみこと)は能褒野(のぼの)で死去してしまい、白鳥伝説が生まれます。
景行天皇は我が子・日本武尊の想いが忘れられず、東国巡行に向ったのです。
全国の伝承地を探訪した著者は、日本武尊(やまとたけるのみこと)の実在に確信を持ったようであります。