1.フェルケール博物館を訪ねて
(清水歴史探訪より)
清水歴史探訪~~清水歴史探訪~~清水歴史探訪~~
毎月第二土曜日のこの時間は、清水区内各地に残された歴史の香りを訪ねます。
JR清水駅前から巴川にかかる羽衣橋まで、全長わずか2.6kmの国道149号線。その先は国道150号線に直結し、清水港を中心とした、物流の大動脈となっています。大型トラックやトレーラーが行き交う、この国道沿いに、洒落たレンガ造りの建物があります。清水港の歴史が詰まった、フェルケール博物館です。
「学芸部長の椿原(ちんばら)さんに伺います。宜しくお願いいたします。」
「はい、宜しくお願いいたします。」
「このフェルケール博物館、『フェルケール』という名前がちょっと変わっているなと思うんですが、これはどういう意味の名前なんですか。」
「『フェルケール』というのは、ドイツ語で『交通』を意味しております。清水の港の役割とか、歴史を紹介する博物館になります。
常設展示は3つに分かれておりまして、最初の第1展示室では、清水の港の歴史を紹介しております。それから、第2展示室では、港の役割・仕事について紹介をしております。第3展示室で、和船を主に紹介しております。」
「では、早速館内ご案内お願いいたします。」
「はい、お願いいたします。」