7.三池平古墳を後にして
(清水歴史探訪より)
五世紀の清水には、大和朝廷や、遠く朝鮮半島ともつながり、現在の技術者も舌を巻く、高度な土木技術も持った豊かな文化が息づいていました。復元された三池平古墳は、現在の土木技術の粋を集めた高速道路を望みながら、静かに佇んでいます。
お話は、静岡市文化財課の大川敬夫(おおかわとしお)さんでした。静岡市埋蔵文化センターへは、静鉄ジャストライン、三保山手線の清美潟又は横浜バス停下車、徒歩およそ10分です。
清水歴史探訪~~ 清水歴史探訪~~ 清水歴史探訪~~
お相手は、石井秀幸でした。
この番組は、JR清水駅近く、さつき通り沿いのいそべ会計がお送りしました。
いそべ会計について、詳しくはホームページをご覧ください。
埴輪について
古墳時代は、埴輪の時代でもあります。埴輪は日本固有のものであります。古墳時代に、もし埴輪が無かったら、本当につまらない時代に思えます。なんとなく、日本人は埴輪には親しみを持っています。そこで、埴輪の種類を調べてみました。
埴輪は、大きく円筒埴輪と形象埴輪の2種類に区分されます。さらに、形象埴輪を大きく分けると家形埴輪、器財埴輪、動物埴輪、人物埴輪の四種があります。
動 物 埴 輪
動物埴輪は、馬、牛、犬、鶏などの家畜、猪、鹿、水鳥、魚などの獲物といった、古代の人々のくらしのなかのにいた動物の埴輪です。なかでも儀式用に飾られた馬形埴輪の出土が多いです。また、動物埴輪のなかで最初につくられたのは鶏や水鳥で、鳥は、魂を運ぶと考えられ、ほかの動物も儀式のささげものだったのでしょう。
人 物 埴 輪
男にはよろいかぶとを身をつけた武人、正装をした身分の高い人物、鍬や鎌を持つ農夫、鷹匠、琴や太鼓を持つ楽人、しこを踏むことで悪霊をおさえる力士などがあります。女には祭りをつかさどる巫女を現したもの、美しく着飾った貴婦人、捧げものを持つ人物などがあります。