「はい、茅葺の方が本堂で、こちらの御堂の方が日蓮上人をお祀りする御堂ということで、祖師堂(そしどう)という御堂でございます。祖師堂の方は、まだ平成15年に落慶させてもらったばかりの御堂なんですけれども、上をみて見ますとね、天井が160枚ございます。全て字は違うモチーフで描かれておりましてね、あちらの右側の奥なんかを見ますとね、風神さん雷神さんがサッカーボールを蹴っている絵なんかもございまして、大変ユニークに描かれております。多くの方にお寺に関心を持って頂ければと思って、色んな物を展示させて頂いております。」
*******天井の絵画*******
数々の花が咲き乱れる境内をご案内頂きました。
「お庭はどんなところが見所なんでしょうか?」
「ツツジ、あといろんな植物を育てているんですけれども。こちらの方は牡丹ですね。今、下に池があるんですけれども、下の池の方では睡蓮を育てているんです。昔は松の庭園としてね、庭は知られていたんですけれども、大分松くい虫にやられてしまった松もありましてね。それで、それからはお花が綺麗に咲くものですからお花をたくさん育てております。ピンク、紫、青、色んな花が咲きますね。」
*******境内*******
「そしてまたちょっと広い所へ出てきました。」
「そうですね、こちら行啓門(ぎょうけいもん)と言って、大正11年に昭和天皇、まだ皇太子だった時に訪問されて、その時に造られた門が行啓門と言うものでございます。」
「昭和天皇がここをくぐったという。」
「そうですね、大正11年にと言われています。」
「お寺の境内としてはちょっと変わったスペースもあります。
「ここは山門を入ってすぐの所なんですけれども、喫茶店みたいになっているんですか?」
「はい、寺カフェっていう」
「あの受付の所なんですが、お茶処と」
「お寺に人が、若い人達もお年寄りも寄って欲しいということで、コーヒーとかお茶を飲めるスペースを最近造らせて頂きました。中に入って頂きますとね、出来立てのコーヒー、皆さんのお気持ちで頂いて、コーヒーを飲んでいただく様にしています。」
「なにかお寺が身近な感じになりますね。ここからのんびりとコーヒーを楽しみながらお花も愛でて頂いてというわけなんですね。」
「お庭を見ながらね、コーヒーを飲むとそれも格別かなと思いますね。
最近鯉が孵化して、色々育っていますけれども、50匹ぐらいいますかね。」
ピーピーピーピー
「鳥がさえずっていますね」
「色んな鳥も来るんですね、冬は鷺(サギ)が来たり」
「こんな都会のど真ん中でとても優雅な気分になれますね。」
*******寺カフェ*******