第十五話 観富山『龍華寺』
『龍 華 寺(りゅうげんじ)』
(注)『りゅうげじ』が正しいと思いますが、『りゅうげんじ』と発音する方が多いようです。
住 所 静岡県静岡市清水区村松 2085
電 話 054-334-2858
開館時間 8時30分~16時30分
定 休 日 年中無休 (無料駐車場 50台有)
拝 観 料 大人 300円 小人 150円
H P http://www.ryugeji.jp/annai.html
目 次
龍華寺は、子供の頃から観光寺として有名でした。ある観光業者の説明によると、清水は「わすれられた観光地』だそうで、昔は、多くの観光客が訪れたそうです。龍華寺は、江戸時代初期の寛文10年(1670年)日近上人が開いた法華経(日蓮宗)のお寺です。富士山がきれいに観えるので『観富山』の山号を持ち、高山樗牛の菩提寺としても有名です。庭園の大蘇鉄(そてつ)と大サボテンは、国の天然記念物に認定されております。
本堂は、建てた当時は御祈願所だったそうです。この本堂と観富園と呼ばれるお庭は、紀伊徳川家の徳川頼宣公と水戸徳川家の徳川頼房公のお二方の寄贈だそうです。
茅葺屋根というと岐阜県の白川郷が有名ですが、静岡県にも何軒かあるそうです。いずれにしても、茅葺屋根は今では珍しく、それだけでも観る価値があるようです。
日蓮上人をお祀りする『祖師堂』は平成になって完成したそうですが、天井がすごいです。数々の花が咲き乱れる境内、昭和天皇が訪問された時にわざわざ造られた『行啓門(ぎょうけいもん)』、そして『寺カフェ』と呼ばれる喫茶店。
是非一度、清水に住まれる方に来て頂きたいですね。
お寺に、サボテンとは?不思議な感じがしましたが、龍華寺が開かれた江戸時代初期はサボテンのブームだったそうです。多くの種類のサボテンが寒さで枯れてしまったそうですが、温暖な清水では300年後の今日まで、ウチワサボテンの類だけが生き残り、『大宝剣』の名で親しまれているそうです。
蘇鉄は八丈島から移植され樹齢推定1100年だそうです。
観富園は有度山脈から駿河湾を縮図したもので、近代造園賞賛の的とのことであります。
平成26年6月29日(日)龍華寺に写真を撮りに行ってまいりました。もしかしたら、茅葺作業を見られるかと期待しておりましたが、すでに終了しておりました。私とアシスタントの2名でお手伝いができるかと思いましたが、残念です。
茅葺作業の写真は、ネットから引用したイメージ写真です。
龍華寺で写真を撮った後は、南幹線沿いにある『そばの玉川』でバッテラ、茶きん寿司、せいろを食べてきました。美味しかったです。