第十三話 清水駅前闇市通り物語
『清水駅前銀座商店街振興組合 事務所』
住 所 静岡県静岡市清水区真砂町5-22
電 話 0543-65-9206
定 休 日 水曜日
『 蒲 原 屋 』
住 所 静岡県静岡市清水区真砂町6-25
電 話 054-366-4354
定 休 日 毎週水曜日
目 次
清水といえば、まっ先に思い浮かべるは、どこでしょうか?
三保の松原、日本平、清水港、エスパルスをあげる人もいますが、私にとっては、JR清水駅前の「清水駅前銀座商店街」、通称、清水駅前銀座アーケード街であります。
私は、清水駅前商店街で生まれ、清水駅前銀座商店街で育ちました。本日は、私の知らない清水駅前銀座商店街の話を聞かせてもらいました。
終戦直後、今の清水駅前銀座商店街の真ん中に、『闇市』と呼ばれるマーケットが生まれました。そして、今の清水駅前銀座商店街はいつしか『闇市通り』と呼ばれるようになったのです。
今日は、私の生まれる前の『闇市通り』の話を蒲原屋の金子さんに聞かせてもらいました。
清水駅前銀座商店街が最も賑わったのが、昭和40年代です。私が、清水駅から清水駅前銀座商店街の真ん中あたりにある自宅に帰るのに、買い物客が邪魔で、わざわざ電車通り(今のさつき通り)を通ったものでした。
私が昭和49年に会計事務所を始めた時に、清水駅前銀座商店街の人々が『不景気になったねえ』と挨拶を交わすのが当たり前でした。今では、あの時分が懐かしく、あの時代に帰りたいと思うのは私一人ではないと思います。
真砂町(駅前銀座商店街)の公民館のところに薄汚いお地蔵さんが飾ってあります。お地蔵さんと言ってもよく見るお地蔵さんと違って、大きめの石ころに何やら文字を刻んでいるだけのお地蔵さんです。
なんでこのお地蔵さんを商店街の前に祭ってあるのかわかりませんでした。興味がある方は、ぜひ本文を読んでください。
清水駅前銀座商店街の自慢のアーケードも40年経過し、歴史的遺産となりつつあります。物品販売店は、次々と閉店しいつしかシャッター通りとも呼ばれるようになってしまいました。
しかし、駅に近いという立地条件もあり、ホテル、マンション、飲食店ができるようになってきました。物品販売業の清水駅前銀座商店街から形を変えて、活性化してくれるものと期待しております。