第五話 望岳亭・藤屋
住 所 静岡市清水区由比西倉澤
電 話 054-375-3486
定 休 日 個人宅の為、不定期。
目 次
清水9:01発の熱海行きに乗って、由比駅に着きました。由比駅からは、由比の町並みを散策しながら『望岳亭・藤屋』を目指しました。薩埵峠の入り口にある『望岳亭・藤屋』までの散策は、古い町並みと駿河湾を臨む景色を堪能できました。『望岳亭』の近くでは、興津側から薩埵峠をハイキングしてきた人達に会いました。さった峠を楽しむ多くの人達は、興津側から由比に向かって歩いて行くようです。
由比駅から写真を撮りながら来たので、『望岳亭・藤屋』まで40分ほどかかってしまいました。ちょうど、待ち合わせの10時になりました。『望岳亭・藤屋』の中に入ったところ、『望岳亭・藤屋』の手塚喜和子さんにお会いすることができました。そこで、『清水歴史探訪』の文章の誤りがないかどうか検討し、その後『望岳亭・藤屋』の案内をして頂きました。
3.山岡鉄舟と次郎長
山岡鉄舟が『望岳亭・藤屋』に逃げ込んで来ました。『望岳亭・藤屋』の20代目の当主が助けて、清水次郎長の許に船で逃がしたそうです。幕府の密使である鉄舟を、なぜ清水次郎長に託したのか。そこには不思議な縁(えにし)がありました。
厳重な扉に守られている蔵座敷に案内して頂きました。中には、山岡鉄舟の残した拳銃がありました。この蔵座敷が最も新しい建物だそうです。200年以上経っているとのことですが、中はかなりモダンでとても江戸時代の建物とは思えませんでした。
いよいよ隠し階段です。この隠し階段、説明されなければ絶対わからない隠し階段です。階段を下り、重い扉を開けるとJRの線路に出ました。安政の地震の前までは、すぐそこが海だったそうです。安政の地震の後、砂浜ができ、砂浜の所に船があったそうです。