第四話 由比本陣公園と由比の歴史
住 所 静岡市清水区由比297-1
電 話 東海道広重美術館 054-375-4454
東海道由比宿交流館 054-375-5166
休 館 日 毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は翌平
日)、年末年始
営業時間 午前9:00~午後5:00
料 金 東海道広重美術館
大人500円 高校・大学生300円
中学生以下、静岡市内在住の70歳以上は無料
御幸亭
大人150円 小・中学生 50円
目 次
1.塩の道について
由比本陣の東側に細い路地があります。実はこの道が、昔々の『塩の道』だそうであります。『塩の道』で有名なのは、興津の『塩の道』ですが、この道は、興津の道以前に『塩の道』として使われていたそうであります。なお、この『塩の道』は、長野県の塩尻まで通じているそうで、塩尻は太平洋側からの『塩の道』と日本海側からの『塩の道』の終点だそうであります。
由比本陣の手前の堀の中に、亀がいました。最初は亀が動かなかったので、銅像かと思いました。10匹以上の大きな亀が由比本陣を守るように暑さにめげず日向ぼっこをしておりました。この亀は町の人が可愛がって餌をあげているそうです。昔はこの堀は、1m以上の深さがあったそうです。
いよいよ由比本陣の中に入ってまいりました。広い芝生広場があり、昔からあるのですか、と聞いたところ、この広場こそが由比本陣の跡地だそうです。由比本陣は、1300坪もあるとても広い立派な本陣であります。江戸時代には、この本陣一軒と脇本陣一軒、旅籠屋(はたごや)が32軒あり、相当な賑わいを見せていたそうです。
徳川家康のお手植えの松があったそうです。すごく立派な松で、今はその子孫が県指定となって、保存されております。次に、榧守(かやもり)神社という神社まで建てられた立派な榧(かや)があったそうです。この榧(かや)は、落雷で倒れたそうですが、その子孫が残っております。松と榧(かや)で松榧園(しょうひえん)と名付けられたそうです。
小堀遠州が造った回遊式庭園を案内してもらいました。この回遊式庭園は、御幸亭の裏側にあります。回遊式庭園を案内してもらった後に、『御幸亭』も案内してもらいました。この『御幸亭』は、復元されたものだそうです。『御幸亭』の中に、『結仁斎』という茶室があります。この茶室でお茶を飲ませてくれるそうです。茶室でお茶を飲まなかったことが悔やまれます。
『静岡市東海道広重美術館』に案内されて、写真を撮ろうと思ったところ、アシスタントの友美さんから撮影禁止と注意されました。すぐ目の前に『撮影禁止』の注意書きがありました。雰囲気だけでも写真を撮りたかったのですが、ルールを守りあきらめました。写真を撮る代わりに、『東海道五拾三次之内(保永堂版)』の絵葉書を購入してきました。
広重美術館を後にして、『東海道由比宿交流館』に案内してもらいました。そこで、由比について、説明して頂きました。その後、由比の街を少し見物し、そしていつもの通り、お昼です。お昼は、由比の名物『桜えび』を賞味する予定でしたが、約一名、『えび』が嫌いな人がいてその人だけ『桜えび以外のランチ』を注文しました。