本文へ移動
3.蒲原宿の話
 
(清水歴史探訪より)
蒲原宿の皆さんは、古いものをただ保存するだけではなく、後世に伝えていく試みを続けています。
 
蒲原宿まちなみの会ということで、活動をなさってらっしゃるというわけですけれども、これどんなことを主に、なさってらっしゃるんですか」
「これはですね、平成になってからこの町がどんどん建て替えが進んじゃって、やっぱり昔から宿場町として歴史とか文化、それから建物なんかも絶対に歴史的なものですよね。それがだんだん壊されちゃって、なんかこれは大変だとなって。それでその頃役場に建設課というのがあって、その方達が、この宿場の中で古い家に住んでる方を集めて、とにかくできるだけ、これ以上壊されることのないように、ということで、募集したというか。お願いされて。」
「当時は、まだ蒲原町だったのですか」

蒲原宿まちなみの会の概要 


 『蒲原宿まちなみの会』の対象とする地域は、面積にして120,000㎡(約36,000坪)で、対象となる宿内の戸数は270戸である。『蒲原宿まちなみの会』は、蒲原宿の維持管理が目的で作られた任意団体であり、まちなみアンケートを全戸対象に実施したり、各種の提案や国登録文化財の「旧五十嵐歯科医院」の管理や「みせのまギャラリー」を会員以外にも呼びかけて実施している。
      美しい街並み感謝状
 「そうです。それで、その建設課の方が、道の色を決めるとか、街灯は昔風のこの町にあったような街灯を作ろうとか、そこの川の手摺りのデザインとか、それらを、まちなみの会が、やってくれないかということで、始まったんですよ。
 だから、その当時、自分達が、この道路とか、街灯とか、手摺りなんかのデザインを考えて、町の人に投票して決めてもらったんですよ。
 そんなことや、もうこれ以上、古い建物が壊されないようにということで、そこにもありますが感謝状をあげたんですよ。
 古い家に住んでる方に感謝状、『住んでくれてありがとう、そしてこれからも住み続けてください』という感謝状をあげたんですよ。その当時は、48軒くらいあったでしょうか、今皆壊してないですね。」
美しい街並み感謝状という…ちゃんと建物の写真がついているわけですね」
「自分たちで撮って、ただ貼っただけなんだけど皆さん喜びましたよ」
 「今のこの前の通りを歩きますとね、舗装にはなっているんですけれども、アスファルトじゃなくて土のような雰囲気ですね。街道の雰囲気が残っておりますけど」
「これみんなで色を考えて何種類かを投票してもらったんですよね。色も良かったですけれど」
「これで、新しいものと古いものがうまい具合に融和したわけですね」
「そうですね、江戸末期の建物もありますし、明治、大正、昭和、平成の建物が色々建っているんですけれども、それが違和感なくあるんですよね、この町は」
街道の雰囲気が残った土のようなアスファルト舗装です。
道路が土のようなアスファルトです。
「また最近、まちなみの会の皆さんは、こういうものをまとめた冊子を作ってらっしゃるんですか」
「今もう仕上がったんですが、『蒲原宿の楽しい暮らし』ということで。私達が、考えて、いろんなことを話し合って、蒲原ってこんなところだよね、こういうところもあったよね、こういう行事もあって楽しいよね。、というのを2年かけてまとめました。
 それを冊子にしたんですよ。そうすると、蒲原ってこんないいところだよ、こんな建物があるよ、こんな風習もあったよっていうのを、一冊にしておくと、後世の人達に参考になると思うんですよ。
 だから、すごくわかりやすくって、写真がいっぱいで、すごく楽しいものになりましたので。広く皆さんに知ってもらえたらいいかなと思っております」
 この冊子は一冊500円で蒲原宿内の和泉屋と旧五十嵐邸で手に入れることができます。
 
清水歴史探訪
 お相手は石井秀幸でした。この番組は、さつき通り沿いJR清水駅近くのいそべ会計がお送りしました。
 いそべ会計について、詳しくはホームページをご覧ください。
2.なまこ壁の家の中で
第弐話
1.なまこ壁の家を訪ねて
4
9
9
6
0
8
税理士法人森田いそべ会計
〒424-0816
静岡市清水区真砂町4-23
TEL.054-364-0891
代表 森田行泰
税理士
社員 磯部和明
公認会計士・税理士

1.各種税務相談・税務申告
2.記帳業務
 3.給与計算・決算指導

■東海税理士会所属
■日本公認会計士協会所属
TOPへ戻る