第四十五話 清見寺と朝鮮通信使の歴史
- フェルケール博物館フェルケール博物館
清 見 寺
住 所:〒424-0206
静岡県静岡市清水区興津清見寺418-1
電話番号:054-369-0028
営業時間:8:30~16:30
拝 観 料: 大 人:300円
中高生:200円
小学生:100円
目 次
清見寺は、興津で最も有名な場所であります。清見寺は、1300年前に造られた清見ヶ関(きよみがせき)という関所を守るために造られた御堂(おどう)から、その歴史は始まるのです。何度も火事で焼失した清見寺の歴史は、興味深いものであります。
清見寺の境内の中に入って来ました。昔は、この清見寺から三保の松原が見えたそうで、江戸時代の朝鮮通信使の一行もこの風景を堪能したそうです。清見寺の中には朝鮮通信使の歴史がたくさん残されております。
清見寺の建物の中に入って来ました。さすがに、長い歴史と大きなお寺だけあって見所は一杯であります。今回は、特に朝鮮通信使の遺跡と歴代天皇陛下のご位牌を見学させて頂きました。天皇陛下の玉座を見て改めて格式の高いお寺であると再認識した次第であります。
清見寺には、朝鮮通信使が残されたものがたくさんあります。多くの扁額は、朝鮮通信使が墨書(ぼくしょ)したものを摸刻(もこく)して白色顔料で仕上げてありました。残念ながら、浅学の私には読むことはできませんが、貴重な遺品であることだけはわかりました。
清見寺の朝鮮通信使の遺品を見て少し朝鮮通信使のことに興味を持ちました。『朝鮮通信使』に関する書籍を購入しその解説を試みてみました。
朝鮮通信使の遺跡は日本各地に残っております。大坂までは海路です。対馬をはじめ壱岐、相島、下関それに瀬戸内海のあちらこちらに、昔を懐かしむように遺跡があります。
朝鮮通信使が来た地域には、今なお朝鮮通信使の歴史を懐かしむように、朝鮮通信使の行列を再現して街起こしを試みております。朝鮮通信使は日朝間の善隣友好外交の証だったのです。