1.老舗旅館として知られていた『水口屋』を訪ねて
(清水歴史探訪より)
清水歴史探訪~~清水歴史探訪~~清水歴史探訪~~
毎月第二土曜日のこの時間は、清水区内各地に残された歴史の香りを訪ねます。
興津の市街地、旧国道一号線沿いに、立派な松がのぞくお屋敷があります。かつては、興津を代表する老舗旅館として知られ、現在はフェルケール博物館の別館となっている『水口屋(みなぐちや)』です。
ここでガイドを務める、望月裕見子さんを訪ねました。
「ここは約400年ほど続いた老舗旅館でして、初代ご当主の望月という者が山梨・甲斐の出身でございます。
この身延街道を下りてきまして、武田信玄の家臣でもありました。この興津の浜でとれたお塩とか塩漬けにしたお魚をこの身延街道を通しまして甲斐の国に送る仕事もしておりましたので、武士であってまた、商人でもあったのです。それで財を成したとみえまして、この地に立派なお屋敷を建てることができました。
それが立派だったことから、江戸時代に入りますと、脇本陣を務めるようになりました。また明治・大正・昭和の40年ぐらいまでは、かなり海水浴のお客様でこの水口屋は繁盛しておりました。
この身延街道を下りてきまして、武田信玄の家臣でもありました。この興津の浜でとれたお塩とか塩漬けにしたお魚をこの身延街道を通しまして甲斐の国に送る仕事もしておりましたので、武士であってまた、商人でもあったのです。それで財を成したとみえまして、この地に立派なお屋敷を建てることができました。
それが立派だったことから、江戸時代に入りますと、脇本陣を務めるようになりました。また明治・大正・昭和の40年ぐらいまでは、かなり海水浴のお客様でこの水口屋は繁盛しておりました。