(清水歴史探訪より)
ところで、志田邸の中庭では、小さな植物が赤い実をつけています。
「恐らく、元禄13年に引っ越してきた時のお庭がそのままになっていると思います。
一両、十両、百両、千両、万両、江戸時代の人が愛でていた、赤い実がつくものですけれども、全部木の種類が違います。
一両はアリドオシという木でございます。非常に実が小さくて数も少ないので、一両としかランクづけされなかったようでございます。
写真は、一両/ 蟻通(アリドウシ)
手前にありますのが、十両でございます。実の方は大きいんですけれども、数が少ないので、十両という名前になったようでございます。
写真は、十両/ 藪柑子(ヤブコウジ)
それから、右手にございますのが、別名カラタチバナですが、これが百両といわれております。他の5種類に比べて、これが一番早く実るわけでございます。
写真は、百両/ 唐橘(カラタチバナ)
あとは一般的に知られている千両と万両ということで、5種類をみんなで今育てている次第でございます。
写真は、千両/ 草珊瑚(クササンゴ)
冬、花が咲かない時に赤い実をつけるということで、江戸時代の人は愛でたようでございます。
写真は、万両/ (ヤブタチバナ)
お話は志田威さんでした。国登録有形文化財志田邸「東海道町民生活歴史館」・「東海道57次 中山道67次交流館」は毎週水曜・木曜・土曜・日曜と祝日の午前10時から午後3時まで開かれています。見学料は一般300円、小中学生と10名以上の団体は200円です。
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お相手は、石井秀幸でした。
この番組は、JR清水駅近くさつき通り沿いのいそべ会計がお送りしました。いそべ会計について、詳しくはホームページをご覧ください。