8.家康公の廟所(びょうしょ)へ
(清水歴史探訪より)
社殿の前を過ぎると、そこは家康公の墓前への道です。
「お墓に行くところですので、お墓、廟所(びょうしょ)と言いますが、ここの門を廟門(びょうもん)という風にいいます。ここも国の重要文化財となっています。この周りの回廊も国の重要文化財ということになってます。」
「瓦の一つ一つに全て葵の御紋が入っているんですね。そしてその門を潜りまして、また階段です。」
廟所(びょうしょ)参道
「ここからあと、お墓まで40段ほど階段があります。ちょっと起き上がりの高い階段です。」
「そうですね、先ほどよりもさらに段が大きくなっている気がしますね。
そして、まさにお城のような感じの石段を上がっていきますと奥の方に、ちょっと小柄な、今まではとても色が鮮やかな建物が多かったんですけれども、今度はそうではない、ちょっと落ち着いた色の…建物といってもいいのでしょうか?」
(清水歴史探訪より)
「それはですね、家康公のお墓ですね。石造りのお墓になります。
高さが約6メートル程ありますけども、伊豆の方の淡島(あわしま)という所から大きな石を運んできまして、石の墓を造っているわけですね。
屋根は一枚の石でできています。
屋根の下の首の部分が四角い部分から丸くなっておりますけれども、ここも一個の石。
その下に、左と右とですね合わせるような形になってますので、今ここから見える所が四個の石でできているということになりますね。
原石をここに運んできてですね、そしてここで刻んだというふうに思われますね。
ですから笠石(かさいし)なんかもですね、原石はおそらく20トンぐらいあったんじゃないかと。
どうやって運んできたかはわからないと言うことなんですね。」