4.蔵の外のお社様
(清水歴史探訪より)
「蔵の前にはお稲荷さんが鎮座しております。」
「蔵を出てから…左手のほうに行きますと、御宮様がおりますが、こちらはお稲荷さま?」
「これが、うちのお稲荷様です」
「『木屋稲荷大明神』ということですね?」
「これは、ずっと昔からは、お多福の神様で、みんながお参りにくる神様だったのです。そこに、信心深い方が、お多福の神様に、お世話になったからといって、ここに、お稲荷様を移した時に、鳥居を寄付して下さった。」
「じゃあ、この鳥居は後から…一番、初めのものはどれですか?」
「この石のお社(おやしろ)です。」
「この右側の大きめのが、お社(おやしろ)。」
「このお社(おやしろ)が、もうずっと昔から、100年以上前からあるお社(おやしろ)です。そして、こちらが、お稲荷さんですね。」
「こちらが、学業と商売繁盛で、お多福のご利益があるわけですね。この一番古い方からの神様が、蔵と一緒に、ずっとここまで、つながっているわけですね。なんか不思議な感じですね。そちらには、最新の電車が走ってますし、こちらは古くからの街道です。ここは、時代のいろんなものが、ある場所ですね。」
「そうですね、まさに、この一本の街道に、いろんな歴史が動いていたという。それは、いろいろな出来事を考えていくと、ああ本当とだと思いますね。」
「まさに、ここが旧東海道。大名行列をしてた場所、というわけなんですね」